郡山市で観測できる金星の太陽面通過

今から８年前の2004年6月8日、日本では130年ぶり、世界的にも122年ぶりに、金星が太陽面を横切る現象がありました。

そして今回、2012年6月6日、21世紀では最後の「金星の太陽面通過」を迎えようとしています。次回は105年後、2117年12月11日ですので、いま世界中で生きている私たちにとって、おそらく人生最後の観望チャンスとなります。
金星の太陽面通過は「日面経過（にちめんけいか）」とも呼ばれます。

金星は太陽面をどのように通過するのかについて

金星は、2012年6月6日午前7時過ぎに太陽面を横切り始めます。国内での通過経路の違いはほとんどなく、金星は太陽中心から半径の6割付近を通過し、6時間半以上かけてゆっくりと太陽面を移動し、午後2時前に太陽面から出ていきます。6時間半以上の現象です。この間、太陽は東の空から、南の空、西の空へと動いていきます。広く空が見渡せる場所で観察すると良いでしょう。

郡山市では7時10分39秒に金星の太陽面通過が始まり、13時47分32秒に太陽面を金星は完全に抜け出ます。

金星の観察方法について

先日金環日食で使用した日食メガネを是非活用してみてください

郡山市でも、裸眼や眼鏡、コンタクト使用している方でも、月や星がはっきりと見えれば、日食メガネを使用して太陽面を通過する金星を、小さなホクロのような状態で見ることができます。 日食メガネは、メーカーが安全を保証している製品であることと、太陽のまるい輪郭が明瞭に見える質の良いものをお使いください。使用の際には、使い方の注意をよくお読みになってください。

詳しくは下記の国立天文台のホームページをご覧ください

・国立天文台 金星の太陽面通過サイト
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20120606-venus-tr/