郡山市が内部被ばく検査拡充 4歳児も対象へ

福島県郡山市では保健所内に設置した放射線健康管理センターにおいて、市民の長期的な健康管理を目的としたホールボディカウンターによる体内の放射性物質の内部被ばく検査を実施しています。

郡山市では、これまで検査対象としていなかった4歳未満の子どもの検査を開始することを、13日に開会した6月議会の市政課題や提案理由の説明で品川萬里市長が明らかにしました。

4歳未満については、検査時間の長さや身長の低さから正しい測定が難しく、これまで検査方法を検討してきました。しかし、内部被ばく線量を測るホールボディーカウンターに固定する幼児向けの台座の開発にめどがつき、測定できるようになりました。郡山市によると、日本原子力研究開発機構(JAEA)が検査方法を提示する見通しとなったことを受け検査に乗り出しました。対象となるのは約1万人の見込み。郡山市では現在はホールボディカウンター3台で検査をしているが、7月からは4台体制に拡充する見通しです。ただ、座ったままで検査することが難しい0歳児の検査方法については引き続き、検討を進めています。

<検査対象>
全郡山市民。ただし、震災当時妊娠中の方、現在妊娠中の方及び18歳以下の子どもを優先して検査を実施します。

<申込み方法>
検査対象者へ順次検査申込書を送付しますので、検査を希望される方は申込書を返送してください。妊娠された方には、母子手帳交付時に申込書を配布しております。

<実施人数>
1日に150名程度

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郡山市のホールボディカウンターによる内部被ばく検査